結婚記念日に骸が何かプレゼントを贈ると言った。
「・・・おたまじゃくし・・・って、大きくなると蛙になるあれですか?」
綱吉は頬を染めて嬉しそうに何度も頷いた。
「おたまじゃくし・・・、」
呟くように繰り返した骸の声に、綱吉はまた嬉しそうに何度も頷いた。
「大きくなっても1センチくらいの可愛い蛙がいるんだよ。大きな金魚鉢で育てたい。」
「金魚鉢・・・」
駄目?と悲しそうに眉尻を下げるものだから、
骸は綱吉を膝の上の綱吉を抱え直してキスをした。
「君が望むならいくらでも。」
「そ、そんなにいっぱいはいらないよ?」
骸なら綱吉はを喜ばせようと常識では考えられないような数を揃えてしまいそうだから、
綱吉は慌てて付け足した。
骸が微笑むから綱吉は、ありったけの感謝を込めて
少し照れながらキスを贈った。
子供がやがて二本の足で立ち上がるように
おたまじゃくしの成長は分かり易いから二人の子供にと。
けれど骸が、
おたまじゃくしにまでヤキモチを妬くなんて。
「君はおたまじゃくしがほしいといった」
一周年の結婚記念日に!
骸26歳×綱吉15歳です。
おたまじゃくしを何度もトイレに流そうとしては、綱吉が泣くのとおたまじゃくしの憎さを天秤に掛けて、
やっぱり綱吉が泣く方が嫌だと思い留まる正に理性との戦い(笑)
綱吉もまさかおたまじゃくしにまでとは思わなかったようです。
いやいや、骸パパは無機質のものにもヤキモチを妬きます。
骸パパの膝の上に綱吉がいて、その膝の上に猫がいる絵とか
可愛いな〜と思いますが、猫なんか飼った日には骸パパは猫にライバル心剥き出しですきっと。
首根っこ摘んで綱吉の膝の上からぽいっとか普通にしそうです。
猫は骸パパにはいつまでもなつかないと思います。
おたまじゃくしって何回も言うと訳が分からなくなりますね。
おじゃたま、おまた、おまたじゃくし・・・最後の下ネタみたいですよね。